ヨガまるの先生インタビュー ~安福祐佳先生~

 

―今の社会のなかでのヨガの存在(役割)はなんだと思いますか?

 

 

 

ビジネスをする方のなかで瞑想やマインドフルネスという言葉が流行っているのと、ヨガ自体もだいぶ浸透してきていると、ヨガはフィットネスだけじゃないんだよというところもだいぶ認知されているように感じます。

 

右に倣えという時代でなく、ここにいいところを探してここの特性を生かしていこうとする流れを感じます。その考え方はヨガ哲学のなかにあると思いますが、それが小学校にいる娘を見ていても思いますが、大人から子どもまで社会全体がヨガの教えに近づいた考え方に変わりつつあるように思います。

 

 

 

―ヨガを学び始めた理由はなんですか?

 

 

 

もともとは美容と健康、産後の体系戻しからでしたね。

 

 

 

―そこから、指導者になりたいと思ったのは?

 

 

 

ヨガがすごくいいなと思ったときに子どもにも伝えていきたいと思うようになったんですね。未来の社会を担う子供たちも、周りのつまらない考え方に流されずに、自分の心をどう支えていったらいいのかというのを学ぶのにヨガはいいのでは?と思うようになりました。最初は、短いTTだったのですが、その中でクラスデモをしたときに、周りの人に伝えてみて“ああ、ヨガを伝えるってこういうことなんだ!もっとやりたい”と思うようになったんですね。すぐにそこから教え始めたわけではないんですが、それがきっかけで自分のヨガの学びも広がって今に至ります。

 

 

 

―子ども向けから始まり、現在は大人向けの指導をメインとなっていると思うのですが、大人の向けに伝えてみていかがですか?

 

 

 

自分の経験を踏まえ、日常的なところから掘り起こしてお話するのでよく聞いていただけて共感してくださる方が多いです。日常でいうこれって、ヨガ哲学のなかでこれだよね?

 

変に難しい言葉を使わない、というか使えないので、より聞いてもらいやすいのかなと思います。

 

 

 

―今年の干支は酉年です。好きな”鳥”にちなんだポーズ(鳥の名前でなくてもイメージとして似ているなぁと思うものでもOKです)は何ですか。

 

 

 

テンセグリティーヨガのフローのなかで出てくる“ワイルドスィング”という後屈のポーズです。

 

今年は頭の上に鶏冠(とさか)を載せて“酉年バージョンワイルドスィング”でお伝えしています!(笑)後屈は胸を開くので、オープンハートであり、受け入れ態勢というイメージがあります。また胸を開くことで翼を広げていくという飛躍のイメージがあります。

 

 

 

ワイルドスィングのとさかバージョンを本気で行ってくれたYuka先生

 

 

―今年はどんなふうに1年を過ごしたいですか。

 

 

 

今年は自分らしさをもっとフォーカスしようかなと思っています。今までも人の真似ではなく、自分が伝えられるものってなんだろう?というところから広げてきたのですが、今年はいろいろな分野で学んだものを自分流じゃないですが、自分がお伝えしたいことはこれなんですよ、というところが自分のなかで固まってきていているところなので、今年はそこを発展させて行く年かなと思っています。

 

 

 

―何か言い足りないことはありますか?^^

 

 

 

“え、なんだろう(笑)自分らしさ”という部分でもう少しいうと、今いろいろな種類のレッスンしてきた中でそれを伝えやすいのが“テンセグリティーヨガ”と感じています。が一番お伝えしやすいかなと思っています。自分の生き方を気づかせてくれるヨガ、と今私はレッスンの中でお伝えしているんですが、“ヨガは人生です”といったようにかっこつけるのでなく、自分のなかから編み出していく私のバランスってここなのよね、というところに落とし込めるのがテンセグリティーヨガだと思っているので、それはこれからのテーマにカチッと合っているなと思います。なれ合うのでなく頼るのではなく、執着するのでなく、自分らしいバランスで、必要なときは絡み、そうでないときは自立していくというこれからの時代に必要な力を高めてくれるヨガだと思っていますので是非そのあたりを含めてお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

―ぜひヨガまるでもその世界観を広げていってください。ありがとうございました!