2017/02/22

ヨガまるの先生インタビュー　～林田寛子先生～

今日は、火曜日の産後ママのための肩腰痛セラピーヨガを担当してくださっている林田寛子先生のインタビューをお届けいたします。

癒しオーラ抜群のHiroko先生どんなお話が聞けるでしょうか。

それではスタートです

―今の社会のなかでのヨガの存在（役割）はなんだと思いますか。

私が最初に始めたのはパワーヨガで、欧米経由の動きに重きを置くような、ダイエットや見た目効果を求めるヨガが主流で、時代的にもそういったものが好まれている時期でもありましたが、今のヨガの役割は、そういったものとはだんだん視点が変わってきているように思います。

ヨガが日本で浸透するにつれて、一部の層への表面的な効能だけでなく、ヨガそのものの持つ全体的な部分、身体だけでない効果にも目が向けられてきました。様々な困難が各々にあると思うのですが、たとえば不登校や引きこもりの方、年齢とともに身体に不自由さを感じ始めたシニアの方、子育て中も大変ですよね、そういった方に外見的だけでない効能が届くと、社会が、個人が変わっていくと思いますし、それが役割かなと思います。

まだまだ浸透していくには時間もかかるとは思うのですが、私が始めた当時よりは“ヨガがヨガとして”伝わり始めているように感じています。

―その“ヨガがヨガとして”という部分についてもう少しお聞かせください。

今私自身が取り組んでいることとして、“痛みをとることをやっていきたい”ということをお伝えしたと思うのですが、ヨガの効能として痛みが取れるということ、自分の不調がとれるということ、本当の快適さにもっていける、ということをお伝えしていきたいと思っています。身体に表れている不調な状態に慣れてほしくないんですね。

―ヨガを学び始めた理由はなんですか？また指導者になろうと思った理由やきっかけは何ですか

きっかけは、出産後すぐに主人が北海道に転勤になり、慣れない雪国生活の中で子育てと向き合うのが余裕のなかった時期がありました。そんな時に週に一回産後ヨガをする機会があったんですね。そこで子連れのヨガクラスに行くとなんだか本当に救われる感じがありました。マットの上での一時間が自分の身体だけでなく、内側にためていたものを解放してくれる感覚を覚えました。そこで、そういう場を自分が提供できる側になりたい、そういう手立てとなりたい、という気持ちを持ったのが始まりです。

（上の写真）　ママヨガ＋子育てママのためのセミナーランチ会の様子

―なるほど。ひろこ先生のクラスをたまに受けさせていただいていますが、いつも気持ち良い声に癒されています。そのなかで、プログラム内容には変化が表れているように感じています。ご自身のなかで何か、変わった点はありますか？

そうですね。最初はパワーヨガの養成講座をでてレッスンを持たせていただいていました。、アーサナの動きや形、またレッスン事態では充足感を感じてもらえるように内容を組んでいたというところがありました。今もヨガを深く学びなおしている最中ですが、ハタヨガのもっと”効能“というところに目を向け、身体をまずは快適にして、内面へとそれがつながり、その方の体の本当の改善につながるようなプログラムにしたいと考えています。

-なるほど。同じ60分というでも、プログラムの組み方によってどんなお役に立てるのか本当に突き詰めて考えていった答えが、今のレッスンの形になっていらっしゃるのですね。興味深いです。

－さて、今年の干支は酉年です。好きな”鳥”にちなんだポーズ（鳥の名前でなくてもイメージとして似ているなぁと思うものでもOKです）は何ですか。

鳥には雨や風や炎天下、あらゆる状況下であっても目的地に飛び続ける自然界の強さを感じます。なので、ちょっと力強くやり抜く！という意味で・・・“ハイランジ（ウッティータ・アシュワ・サンチャラナアーサナ）”でしょうか＾＾

最後に、今年はどんなふうに1年を過ごしたいですか？

ヨガを初めてから10 年が経ち、子どもも11歳になったんですが、自分の学びの時間もだいぶ取れるようになってきました。そのなかで、知っていたつもりで自分がいかに知らずにいたか、また向き合ってきたつもりで実はまだ向き合いきれていなかったか、ということにたくさん気づきました。今年はその学びを深めること、そしてそれを自分で実践すること、そしてそれを正しく伝えることをやっていきたいと思います。

―最後にお伝えしたいことはありますか？

アットホームなスタジオなので、その個性としてお一人お一人にゆっくり接して対話することができるレッスンを組めるかなと思っています。たくさんの親子さんにお会いできるのを楽しみにしています！

今年もひろこ先生のレッスンを楽しみにしています